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From: 竹田 伸幸 <takeda@ses.co.jp>
Subject: Re: intiger.gr.jp への個人的提言
Date: 1999/02/09 01:52:07
Reference: internet/00196

2月9日に、Akitaka HOSOMIさんは書きました。

>竹田さん、流れが見え難くなったりもするので、なるべく、相手の元発言を省略したり、
>切り刻んだりしないようにしませんか?
>
>引用は結構なのですが、それだけだと、ひょっとすると、文意が変わってしまうことが
>あるかも、です。
>
>まぁ、ここは元記事へのリンクがついてるから、読む時には、あまり気にしなくてもい
>いのかな?

ネットニュースやメールでのフォーロ同様に全部引用の方がもっと
ひどいと思いますが。

ましてや自分のディスクでなく、他人の資源ですし。

>で、竹田さんの考えでは、この愛媛で、そのようなサーバ運用のアウトソーシングが
>広く認知され、現実的に用いられる一般的な選択肢として、資金的にあまり裕福では
>ない中小企業のような組織でも、利用できるようになるのは、大体、いつ頃であると
>予測されていますか?
>
>関心があるので、いろいろな方の見解を聞いてみたいのですが。

今でもサーバの運用を外部に委託するようなサービスは利用できます。
知らないだけというのが事実なのかも知れません。

>さて、この平成大不況、リストラ全盛の折、中小企業などは、事の外、経費節約にう
>るさくて、わたしも困っているのですが、実際に、手元に無いお金は使えなかったり
>します。経済の先行きも不安なので、永続的な経費が必要な物にお金をかけて、そう
>そう体力を消耗するわけにもいかない。
>
>それでも、このご時世で、ネットワークすら使えない状態だと、何かにつけ不便です。
>さらには、そのこと自体、すでに企業間競争に負けており、自分たちの手で、生き残
>りのチャンスを潰しているのではないか、などと危機感を抱いたりもするので、発奮
>した有志の連中が、無理矢理かけあって、最低限ギリギリの資金で運用してもいます。
>竹田さん>これは、本来、そのような状況で導入することが間違いなのです。
>
>資金の無い状態では、このような参加型のネットワークへ参加する資格すら、無いの
>でしょうか?

『参加型のネットワークへ参加する』とは、別に自分でサーバを運営
することで実現できるものではないと思いますけど。

WWWサーバやメールサーバは、自分のところに置かなくてもプロバイダ
のハウジングサービスとかを利用すれば、コストを掛けず実現すること
は、十分可能です。

安いところだと 月額 5000円切るくらいで、実現できますね。これで、
サーバの保守自体は、ISP に任せられますね。

もちろん、安いところは不安もありますが、それでも、まず、自前で
専用線を引いて、サーバを上げて運営するより、ずっと安いコストで
参加できますね。

自前で専用線を引いて、サーバを運営する技術がなければないで、
このように外部に任せるという方法は、あることはあるのです。

# しかし、サーバを設置することが参加することなんでしょうか。

>   ユーザにとって、使い易い気軽で便利なサーバであることを、
>
> intiger.gr.jp へ、個人的に提言しました。
使い易い気軽で便利なサーバとはどのようなものと考えているのでしょう。

>わたしは、intiger.gr.jp への個人的提言の一番最初の記事の中で、具体的には、
>サーバの提供するどのようなサービスを例示して、提言しているのでしょうか?

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>>最近の話しの流れなんかみてるとね、ネットワーク管理の都合が横行してるみたいで
>>さ。サーバにアクセスする側の都合とか使う側の都合ってのは、一体、どうなんだろ
>>うかな。どういうサーバだと、肩肘張らずに気軽に使えて、便利で使い易いものなん
だろうか?
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とサーバにアクセス制限をかけることに疑問を持っているようですけど。

例え権利のあるサーバでも自分専用サーバでない以上、自分だけのもの
ではありません。

気軽に使うのではなく、他の人も使っているのだというのを意識しないと
いけません。
みんなが意識しないで計算機資源を使ったら、どうなるか考えて下さい。

>最後は、提供されるサービスについて。
>
>>ユーザ側の便を考える場合、サービスを提供されるべきユーザに
>>提供するためには、サービスを受ける権利のない人が利用できな
>>いようにする必要があります。
>
>サーバは、ユーザが共用できるサービスを提供していると、わたしは考えます。

それは権利のある人に対してですね。
あくまで、ユーザとは『権利のある人』のことですね。

例えば、私は、intiger.gr.jp の POPサーバに許可なくアクセスする
権利は与えられていないと思いますが、WWWサーバにアクセスする権利
は、与えられており、いちいち許可を取らなくてもアクセスできると
思います。

# まさか、サーバとは、WWWサーバのことだけだとか思っていませんよね。

きっちりとしたセキュリティポリシーを設定し、何をサービスとして権限
を与え、何の権限を与えないかきっちりしていないと、結局、それは、ユーザ
にとって、使い易い気軽で便利なサーバでなく、不正利用者にとっても使い易い
気軽で便利なサーバになってしまい兼ねません。

その結果、本来、利用すべき人が利用できないというジレンマに陥るかも
しれません。

# メールサーバの不正中継も、この例ですね。不正中継を制限していないため
# 不正中継に利用され、リソースを消費し、本来のメールサーバ利用者が
# メールが送れない、メールが受けとれないということもあります。

>わたしが、この提言の中で想定している利用環境の場合、サービスを受ける権利
>のない人とは、一体、誰のことなのでしょう?

これは、上を読めば、わかりますよね。