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From: Akitaka HOSOMI <hosomi@ga2.so-net.ne.jp>
Subject: Re: intiger.gr.jp への個人的提言
Date: 1999/02/07 02:04:16
Reference: internet/00187

こんばんわ。お久しぶりです。


2月6日に、竹田 伸幸さんは書きました。

>2月3日に、Akitaka HOSOMIさんは書きました。
>
>>これからさ、各部署ごとに、なんかのローカルサーバを置いて、いろいろ使いまわす
>>ような職場になるのかも知れないわな。そこらのお姉さんやオバサマなんかが、部内
>>のサーバのお守を任されるようになるかも知れないし。
>
>ローカルサーバを各部所に置くような組織では有り得ない話ですね。
>
>世の中は、サーバ運用のアウトソーシングとかそういう方向にいって
>いるんですが。
>
># 最近じゃ人材派遣業者がそういう需要を見越して、サーバ管理者の
># 引き抜きとか結構やっているし。
># 大手プロバイダ何かも接続サービスだけでなく企業のイントラネット
># も人を派遣してまるごと面倒見ましょうって方向なんですよねぇ。


これ↑が、たぶん、竹田さんの経験した現実とわたしの経験した現実との差異な
のだと考えています。

どこかのスレッドで、インターネットの現実を見据えて云々、なんてのもありま
したが、今現在、各人が置かれているインターネットの現実って、それこそ、各
人各様だとは思いませんか?、それほどの過渡期なのだと、わたしは考えていま
すよ。

# で、'intiger.gr.jp への個人的提言' とさせてもらっているわけなのですが、
# 当然、異論があって結構です。わたしは、歓迎します。

わたしの経験した現実では、まだまだ、おエライさん方のネットワークに対する
関心が低く、上の方へ提案しても、なかなか、正式な承認や公式のバックアップ
が、得られない状況です。

私>そこらのお姉さんやオバサマなんかが、部内のサーバのお守を任される
私>ようになるかも知れないし。

それで、なんとか導入には漕ぎつけたものの、運営経費の都合とか業務上の都合
とかいう名目で、それらのお守を任されてしまい、本来の仕事とは関係のない悩
みを抱えてる人も、わたしの周りには、多いのです( 竹田さんの指摘される世の
中の流行とは、なんの関係もなく )。

大学のサイトなど覗いてみると、研究室で、修行という理由でお守を任されて、
ブゥたれてる助手や学生なんかも、わたしの見るところでは、少なからずいるよ
うですし。


以上は、わたしの経験した現実です。竹田さんなりの現実も、当然あって然るべ
きですが、どちらが有り得ず、どちらが正しいというものでもないのでしょう?



>>最近の話しの流れなんかみてるとね、ネットワーク管理の都合が横行してるみたいで
>>さ。サーバにアクセスする側の都合とか使う側の都合ってのは、一体、どうなんだろ
>
>これは大きな勘違いでしょう。
>
>サーバでのサービス提供は義務ではありません。
>サーバへのアクセス権を設定するのは、利用者ではなくサービス提供者側で
>あるということを忘れてはいけません。
>決して、ユーザは、全てのサーバにアクセスする権利を持っているのでは
>ありません。
>
>どこまでユーザにアクセス権を与えるか、正しく設定しすることが重要です。
>
>不正アクセスとは、無権限利用のことであるということを忘れてはいけません。
>
>例えば、あるサーバでWWWサービスを始めて全世界に情報を発信すること
>は、全世界の人にWWWサービスにアクセスする権限を与えることです。
>その時に WWWサービスとは関係ないサービスの権限を間違って or 知らずに
>与えてしまっていることが問題なのです。
>提供を意図しているのかいないのか、それは大きな違いです。


管理者がそれなりの理由で設定したサービス以外も、全部、ユーザに開放しろ !

なんて、わたし、どこかに書き込みましたっけ?


いろいろなネットワークがあり、様々なサービスがあるのですが、ユーザに対し
て開放されているサービスは、利用者の便をはかるために管理者が選択し、また、
設定し、自由に利用できるサービスとして、ユーザ自身が使うものです。

そのための大きな権限を、ユーザ側は、管理者に信託しているのだし、可能な範
囲で、それに応えてくれる管理者であることを、ユーザ側は期待しているのだと、
わたしは考えています。


>サーバでのサービス提供は義務ではありません。

これ↑は、はっきり言えば、サーバなり、管理側なり、の都合ですよね。


この理屈を、管理側の都合で、振りまわされた場合、基本的に、ユーザ側では、
サービスの改善を要望することもできなくなります。そのため、ネットワーク
管理の都合が横行してるみたい、と、わたしは考えているわけです。

で、確かにサーバの防衛という技術も知る必要はそれなりにあるだろうけれど、
参加型のネットワークでは、管理側とユーザ側の信頼関係というものが大切だ
ろうから、まずは、ユーザの便を考え、ユーザから信頼されるような管理者の
ハート( 心 )を持って欲しいものだと、わたしは、これから管理者の立場にな
ろうとする人たちへ、切に願うものです。



>>うかな。どういうサーバだと、肩肘張らずに気軽に使えて、便利で使い易いものなん
>>だろうか?
>
>これは自分でサーバを用意して、どこにも繋がないスタンドアローンで使う
>しかないでしょう。
>自分だけがアクセスする権限を持っていて、無権限利用者がいない状況を
>作り出すことです。自分の資源を自分だけが使うしか方法はありません。
>public なサーバであっても、public である以上、決して貴方だけの資源
>ではありません。


上述の通り、

     管理者が設定したサービス以外も、全部、ユーザに開放しろ !

とか、

     わたしにサーバの資源をすべて寄越せ !

ってなことを、要望しているつもりは、わたしには全くないのですが、

竹田さんの説かれる限定サービス提供論では、ユーザ側の便を考えた、肩肘張ら
ずに気軽に使えて、便利で使い易いサーバを、わたしが要望した場合、必然的に、
そうなるのでしょうか?


竹田さんの持っておられるイメージでは、そのようなサーバは、スタンドアロン
なのでしょうか?

また、それは、なぜ、そうなるのですか?