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From: 夢見鳥 <siraisi@cavin.co.jp>
Subject: Re: Local IX 構想、なんてね
Date: 1998/11/09 22:17:54
Reference: internet/00127

11月9日に、竹田伸幸さんは書きました。

>#地域IXの稼動が目の前に迫っているので、ちょっと敏感
>#正確には、IXじゃなく、IXも含むGiGaPOPですが。

む!む!む!何かができると言うことですね。

>
>11月9日に、Akitaka HOSOMIさんは書きました。
>
>>でまぁ、そういう困った状態に、少しでも対処できるかも知れない方法として、
>>
>>  Local IX ( Local Internet eXchange )
>>
>>ってなモノがある。
>
>話題としては、2年ほど前に出てきた結構古い話ですね。:)
>
>># 長野の富士通系 InfoValley で、提唱されていたりもする。
>># 本来は、密集地のトラフィック低減で考え出されたモノのようだけど、それを逆手に
>># とって、地域の通信インフラのために使おうってことらしい。
>
>最近は、あちこちの数年間の準備期間を経てようやく立ち上がり
>つつあります。
>
>でも、技術的な面、運用面の問題でこけているところも結構あります。
>
>>イメージとしては、中央が持ってる IX の機能を地方単位で行なうという感じ。
>>
>>地域プロバイダ同士で、IX を構成し、不要なパケットを、いちいち中央まで送らない
>>というモノだね。
>
>ちょっと違います。
>
>>通信速度も次第に上がってくるのだろうし、利用者も、まだまだ増えるだろうし、
>>トラフィックなんか、これから増えはしても、減りはしないだろうさ。
>>
>>回線増強に頭を痛めてる状況なら、少しは助かるんじゃないのかな。
>
>それがですねぇ〜地域IXって、うまくやらないとぼろぼろになるんですよ。
>
>>経路選択が地域内で可能になると、ひょっとすると、四国から外へも出やすくなるかも
>>知れないね。経路障害にも強くなるだろうし。
>
>経路交換をするのに必要なメモリとか回線帯域とか結構なリソース
>食うんです。
>
>また、自前でCIDRもっているなら楽なんですがそうでない場合、
>クラスC未満の経路がいっぱい出てくるんで楽しいことになってしまい
>ます。
>
>エリア内を流さないローカルトラフィックのみの閉じた通信の経路交換
>をするにしても楽しいBGP4での経路制御をしないといけない。
>ちなみに全世界の経路のフルルーティングする場合、ルータのメモリは
>64Mbyteでは足りません。128Mbyteは必要です。
>フルルーティングしないとしても経路増えちゃうと結構大変だし、OCN
>のような全国サービスのプロバイダローカルIXのことを考えてアドレス
>割り当てしてくれない。
>
>それより問題なのがIXに繋ぎこんだとして、ピアリングをどうするかって
>いう問題があります。全ローカル経路を交換するというのが簡単ですが
>けっこうISP間のバランスが調整取り難い。
>
>うちの会社には、なぜか24芯ファイバなんかが来ていて、使っていな
>い線が大量にある(使っているのは1ペアのみだな)ので場所を提供して
>面倒見れないことはない。
>
>>地域内の最短距離(?)で、繋がっちまうので、当然、地域ネットワークなんかも、構築
>>しやすくなるんじゃないかな?
>
>経路制御しくじると全世界レベルでインターネットが停止するという楽しい
>状況も起こせなくないんです。内部に閉じるようにしていれば防げるでしょ
>うが、それでも内部でおかしくなったときがちょっと大変
>
>特にISP間で親子関係になっている組織同士が経路交換して、
>行きと帰りで経路が違ってたりすると悲惨なことが。。。
>
>県内地方ISP間のトラフィックの交換が限界、STCNなんかだと
>まだ、なんとかなるかもしれないが、OCNなんかだと調整は無理
>なので、OCNサイトは捨てないといけない。
>
>一つの可能性としてマルチフィードってのもありかもしれません。
>マルチフィード組織から割り当てられたIP空間にサーバを設置し、
>それは、マルチフィード組織の持つ上流ISPを通して経路を流す。
>各ISPの上位ISPから割り当てられた空間の経路は、従来どおり
>上位ISPに流す。
>マルチフィード組織は各プロバイダの経路はローカルな経路として
>交換を行い外に流さない。
>
>こんな感じかなぁ(等幅フォントでないと崩れます)
>
>                    ↑ ↑
>                    RT RT (multi-home BGP4 Full Routing)
>                    | |
>           --------------------- Multi-Home + IX
>            |               |
>            RT               RT
>ISP-A親     ↓               ↓        ISP-B親
>            :               :
>↑          ↑               ↑          ↑
>RT          RT               RT          RT
>|         ||             ||         |
>------------  ------- -------  ------------
>   ISP-A       Multi-Home+IX      ISP-B
>              を通して交換される
>                 セグメント
>
>こうすれば、比較的安全なんです。サーバを自セグメントに置かない
>で他のISP経由でアクセスされるという点でサーバホスティングに近い。
>(つまり自セグメントから親ISPに流れるトラフィックも押さえられる。
>もちろん、繋ぎ込んでいるISP間に限らないといううれしいメリット)
>
>で、ローカルな経路で結んでいるので、マルチフィード的な使い方
>(たとえば、ISP-Aの人がISP-Bのサーバをローカルにアクセスできる)
>もできてしまう。)

これは結構現実的な線なのですね。
これなら安全にいけるんですよね。

>
>ただ、こういうのをやると何でもとおしたいという要望が出るので、

出る出る。

>プロバイダではないという違いから通すプロトコルを決めるのが
>重要でしょう。極端な例では、HTTPしか通さないとか。

ちょっとHTTPだけじゃつまらないんじゃないかな。
なんとかここまでは通せるということにはならないかな。
どこまで通せるか、教えてくださいな。