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From: Akitaka HOSOMI <hosomi@ga2.so-net.ne.jp>
Subject: Re: ソフトウェア・ユニオン( 理の巻 )
Date: 1998/12/28 06:36:44
Reference: ehimevision/00020

現在のリストラの考え方は、景気が好転しても残る。たんに人減らしで
行なっているだけではなく、量から質への転換を同時に行なっているか
らだ。その結果として、必然的に、高効率が獲得され、獲得した効率は、
自ら好んで下げたりはしない。

# 効率よく泳ぐための魚類の進化と似ているね。

そのため、以前に書いたようなアウトソーシング化は進み、それを支え
る SOHO は、しだいに増えてくるに違いない。足元ばかりに気をとられ
ていないで、顔を上げて少し先を見ると、並び立ちそうなモノは多いさ。


ソフトウェアを扱うような SOHO は、ワリと簡単に、時間と場所を超え
ることができる。物理的な要因に左右され難いので、グローバルな集約
を行なうことも可能なワケだ。

その集約点として、ユニオンが必要とされるのは、自然なことではない
のかしらん?




ソフトウェアは、著作物として保護されている。街で売られているソフ
トは、ソフトウェアそれ自体を売っているのではなく、使用権を売って
いるに過ぎない。

知的財産権とか知的所有権とかから派生する権利は、いろいろとあるの
だそうで、自分の仕事としてソフトウェアを書いてる連中は、基本的に、
この権利を売って生計を立てている。

# ソフトウェア従事者に裁量労働制を認めるという動きは、そんな側面
# もあるさ。実際、労働時間の問題ではないんだよね、ソフトって。




権利の売買は、市場取引で、ごく普通に行なわれている経済活動だ。

ならば、著作権で、SOHO 事業主を保護する機能が、必要とされる筈で、

さらに、

その権利自体を、資源として活用し、生産活動を行なう機能も、あって
良い。

これは、ソフトウェア版のデリバティブ( 著作権派生商品? )戦略だ。



 SOHO みたいな小規模事業で、これに個別に対処してると、かなり面倒
なので、ユニオン( 共同組合 )で、まとめてやった方が良いだろさ。

# ま、株取引なんかのディーラーみたいな仕事かな?



時を同じくして、著作権関連では、日本の第一人者が、この愛媛に目を
向けてくれてもいる。今まで、バラバラだった流れが、集約しそうな予
感がするのは、わたしの気のせいかね?



今の愛媛ってのは、道具の応用( アプリケーション )が、下手クソでお
ます。

先ずは、見方を変えて、いろいろなモノを組み合わせることから、初め
てみそ。モノが余ってるってことは、使える道具がそれだけ豊富、って
ことでもあるわいな。




先カンブリア期( だったかな? )には、今とは違う多種多様な生命の可
能性があったそうな。ソフトウェア、インターネット、SOHO .... これ
らは、それと、よく似ている。


以上、完。