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From: Akitaka HOSOMI <hosomi@ga2.so-net.ne.jp>
Subject: Re: スタンプ印字された文字の読み取り方法( フーリエ変換法 - 検証篇 )
Date: 1998/08/19 04:05:30
Reference: junge/00146

思いついたので、もう一つ。


機械を使って、ダンボール箱へスタンプ印字を行うと、印字のタイミングやスタンプの
あたりの強さにより、ダンボール箱が押し戻されて、二重に印字される場合がある。

# 結構、イイ加減に調整されてるのさ、こういうのって。


 L の文字の場合には、こんな感じ↓だ。





このとき、得られる文字画像の特徴は、フーリエ変換の線型性から、概ね、

     FFT( L + L ) = FFT( 2 × L ) = 2 × FFT( L )

となる筈だ。今回の方法では、スペクトル強度で分布を正規化しているので、FFT( L ) が
ほぼ、そのまま得られる、と考えても良いだろう。




さて、正常に印字された文字と、文字 L の二重印字とを、特徴分布で比較してみる。
( 他の文字として誤認識されやすいか、どうか?を調べる、ってことだ )



 1. 2S との比較







 2. S との比較







 3. M との比較







 4. L との比較







 5. 2L との比較







 6. 3L との比較







 7. 4L との比較








見た感じでは、残念ながら、ピッタリ、文字 L だぁ !、というわけにはイカナイようだが、
幾分、文字 L に似ていないこともないような気がしている。

文字 4L にも、しっかり似ているのだが、 4L のサイズなんて、そうは無いのだし、もと
もと、こんな状態で印字されること事態が、どうかしてるぜぇ。

# おい、おい ....


まぁ、画像でパターンマッチングするよりは、多少マシかも知れないさ。