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From: Akitaka HOSOMI <hosomi@ga2.so-net.ne.jp>
Subject: Re: Windows 98 ってねぇ( 結局は、そんなモンだったのさ )
Date: 1998/08/13 01:19:41
Reference: junge/00130

一応、Win 98 も動いてるような気がするので、いろいろとネットサーフして遊んでおります。


[ Win 98 ネットワーク関連の情報 ]

 MS のサイトの FAQ を見てると、Win 98 のデフォルトでは、Samba とうまく繋がらない
そうだ。なんでも、パスワードのやりとりをベタテキストでは行わないようにしたんだそう
で、UNIX にイチャモンつけるため?なら、何でもやる連中らしい( ホンマかいな ... )。


[ Win 98 ハードウェア関連の情報 ]

今回 Win 98 の売りの一つである、USB や IEEE1394 のインターフェイス、マルチモニタ
のサポートなどについては、まだまだ、周辺機器の足並みが充分揃ってないように思える。

お先走りの USB 対応キーボードでは、まだ問題を抱えてる機種も多いんじゃないのかな?
( これについては、Win 98 の Hardware.txt に、結構、いろいろと書いてある )

 IEEE1394 に関しては、ビデオキャプチャでよく使われる Video for Windows とのインタ
ーフェイスが、まだ、将来の課題として残されているらしいし、マルチモニタについても、
現時点で MS がサポートしているビデオカードのチップセットは、その数が少ないようだ。
( 後は、ボードメーカーになんとかしてもらえ ! ということか .... )

電源管理については、混迷の度合いが、ますます深まってしまったような気もするなぁ。
( ACPI を利用できる PC って、今、どれぐらい市場に出てるのだろう? )




さてさて、今回インストールした Win 98 の不愉快なパフォーマンスについての雑感だぁ。


最近の CPU からすると、ディスクへのアクセスほど中途半端に時間を費やしてくれるモノ
は、まず無いと思う。

機械的な動作を伴う場合は、CPU にとっては、余裕でアクビができるほどなので、ヘッド
のシーク動作を極力減らせば、マシンのパフォーマンスは上がる筈だ、などという、極め
つけのタコな宗教もある。

 Win 98 にも、デフラグというツールがついており、さらに、このツールとは別に、アプリ
関連ファイルの使用頻度も調べるようになっている。このログと連携して、処理対象とすべ
きファイルの優先度を考慮しながら、ディスクのデフラグを行えるそうだ。

# 効能書きは、一見、インテリジェントなんだけどなぁ ....


でもねぇ、通常のアプリは、息をつく暇もないほど頻繁にディスクアクセスを行うことは、
まず、あり得ない( まともなプログラマなら、そんなプログラムを書いたりはしないさ )。
そのため、デフラグしたところで、実際のアプリ実行のパフォーマンスは、期待するほど
には上がらない。


結局のところ、わざわざファイルの使用頻度など調べてくれなくても良いのだし、デフラ
グの強化なども、私には必要ないのだ( サーバというわけでもあるまいし ...... )。

本来、アプリを速く実行させたければ、なるべく高速なハードウェアを使うようにすべき
なのさ。



ところで、ハードディスクへのスワップが起きると、PC の操作感は、まるで違ってくる。
鈍足と呼んでもイイぐらいに、遅くなってしまううえに、ハードディスクも、カラカラと、
始終うるさく動作するようになる。

以前よりも多くのメモリを要求する Win 98 なら、それに合わせてメモリを大量に増設で
もしない限り、マシンの実行パフォーマンスは確実に落ちることになる。以前よりもサク
サクっと動く理由なんて、当然、ないわなぁ〜( バックグラウンドで、余計なモンも動い
てそうだしさ )

# マシンを遅くするために、わざわざアップグレードする奴は、いないんだよ、普通。



 MS のサイトには、Win 98 に対する宣伝文句がたくさん載ってるのだけど、個人的には、
全く納得できないモノが多いんだな。唯一、共感できるのは、Win 98 にアップグレード
すると、動作に支障をきたすソフトがあります、ってやつかな。



今日、気がついた Win 98 の超常現象( バージョンアップのタタリじゃ〜 )。

 Delphi 3.1J のソースコード・エディタを最大化すると、これのステータスバーの部分が、
 Win 98 のタスクバーの下に、お隠れになってしまう( この現象は、Win 95 では出ない )。

# Delphi で書いたアプリの最大化動作は、大丈夫みたいなんだけどなぁ。


 Win 98 では、タスクバーやらツールバーのインターフェイスが大幅に変更になったので、
 Delphi の提供してる環境上で、うまく、やりとり出来なくなったものと思われます。

 Delphi 4 も既にアナウンスされてるので、この現象は、そちらでは修正されているかも。