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From: 元店長 <sym@osa.att.ne.jp>
Subject: Re: コールサインが流行ったので、無線ネタ
Date: 1999/12/12 22:27:32
Reference: free/00524

 キャビンにいた頃、周りにHAMしてる(た)人が割と居たので門前の小僧してましたが
無線はしろーとです。
 でもデジタルMCAの話でGPSまで話題になったのでちょっと書きます。

 現在のGPSは(知ってる人も多いと思うけど)単体(カーナビ)で精度15m以上、
差分(ディファレンシャル)方式(海上保安庁のAM放送)で精度40cm〜2m程度、
位相差(リアルタイムキネマティック)方式(関空の工事などで使ってます)で精度が
1〜2cmになってます。
 この最後のリアルタイムキネマティック(RTK)方式では、GPSの補正情報を固
定側から移動側へ通信してやらなくてはいけませんが、これは使用する本人が自分でや
らなくてはならないのです。
(※ディファレンシャルの放送は日本全国カバー済みです。)
で、これに使われるのが主に特定小電力の無線モデム(八重洲のが多い)で、その理由
は免許がいらないので日本全国誰がどこへ行ってもすぐに使えるというものです。
 欠点はいっぱいあります。到達距離、通信速度、データ長、チャンネル数等々。
特小を使用しない場合もあり、DGPS協議会が古野電気と組んで行っている放送は
15km位軽く届きます(関空はこれ)。でも使用料が高いので、あんまりみんな使い
たがりません。しかも全国はカバーしていません(出来ない)。
 ところが最近は混信や到達距離(テストでは3km以上届きますが・・)の問題がク
ローズアップされて、話題のデジタルMCAが次の有力候補とされています。
ただし現在はまだ試験使用のみで業務での連続使用は出来ないし、連続通信時間も3分
以内と聞いているのですが。これも来年3月頃になんかの結論が公式に決まるらしいと
いうことです。
 またCZ-610のCPUを作った会社の方式も別途で(携帯電話を使ったトランシーバー?)
やってるとも聞いてます。

 無線はしろーとな上、聞きかじり情報だけなので嘘も入っているかもしれません。い
ろいろ教えてください。

 とりあえずGPSでも飯食ってる元CAVIN店長