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From: take-win <take-win@interlink.or.jp>
Subject: Re: 当用漢字と常用漢字!?
Date: 1998/06/18 06:31:07
Reference: free/00089

>6月16日に、take-winさんは書きました。
>
take−win>>ただ人の揚げ足を取っただけです。
>
HOSOMI>二度レスを貰ったところ、「改定」という漢字を使っている私の記事
HOSOMI>に、殆ど注意を払わない人なのか、わざわざ「改訂」と表記してくる
HOSOMI>ものですから、「大きなお世話」をやきたくなっただけです。

HOSOMI>こういうのって、必ず、〜だけなんだね。だけ〜〜。
HOSOMI>なんとかなりませんか?っていうだけ〜。


>人の揚げ足を取る場合は、確固たる拠り所が必要で、自分のあや
>ふやでイイ加減な記憶に頼ったり、大ボケ勘違いを論拠としてい
>る場合には、善意の他人に対する言いがかり、と呼ばれています。

私の場合、「〜だけ。」と書いているのは
「善意の他人に対する言いがかり」的な
意図はありません、という意味です。

# まあ、広い意味では「言いがかり」には違いないけど
# 少なくとも、おとしいれようとか、誹謗中傷しょうとかの意味はありません。



HOSOMI>さて、take-winさん 風に書くと、

HOSOMI>本文に「改訂」という漢字を使って書いてあるだけなら

take-win>その改訂では間に合わなくなったことにもよります。
take-win>「昭和21年」は最初に制定された年で、何年かおきに改訂されています。
take-win>漢字自体は改訂されていないようです。
take-win>その改訂は
take-win>のものが両方とも昭和48年に改訂になっています。
take-win>それを改訂と誤って記憶していました。

HOSOMI>何かの思い違いか、ちょっとした書き間違い。
HOSOMI>( 私には、異常に多過ぎるように思えるけど、)


HOSOMI>たとえ、

HOSOMI>記事を書いた本人自身が、「改訂」という漢字の用い方が、真剣に、
HOSOMI>ずぅえ〜ったい、間違いなく、公明正大、神仏に誓って、全く正しい
HOSOMI>に違いない〜〜 !!!!

HOSOMI>そう思い込んでいたにしても、あなたのご意見の趣旨に関係ないので、
HOSOMI>私は、おおらかな心で、見逃してあげようと考えていたのですが、

どうぞお見のがしのほどを・・・お代官様!!



>[ 私の主張 ]
>
>内閣の告示や、訓令の場合には、「改訂」 ではなくて、「改定」が
>適切だと思います。

その通りだと思います。
(ちょっとだけ言い訳させてもらうと・・・
言い訳しているとまた墓穴を掘るかな?

ワープロ使用による誤変換です。
手書きしていたらまず間違わないのでしょうけど
似たような字の似たような意味が出てくると
私のような注意力散漫男はすぐに見過ごしてしまいます。
仕事場でもよくしかられてます。  ^¥^;:)


>take-win>当用漢字から常用漢字へは昭和56年に変わりました。
>take-win>その時の「訓令」等によって当用漢字に関するそれらは廃止されています。
>take-win>(廃止されているものを取り上げてどうこう言っても意味ないでしょ。)
>^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
>とは、言い切れないと思います。
>
>
>常用漢字は、当用漢字の改定という形をとって告示された物です。つまり、
>呼び名は変わって、トーンダウンもありますが、漢字の用い方に対して、
>制限する性格は、然程、変わりません( この点は、ご賛同いただけます? )。

ご賛同します。
今回の議論の元々の趣旨、
つまり「JISと常用漢字(当用漢字)の字数の違いすぎ」
から見れば微々たる変更ですから
当用漢字と書こうが常用漢字と書こうが見過ごしていました。


ところが、揚げ足取りの最初に書きましたように
わざわざ本文末に注釈を入れ、制定年まで書かれていらっしゃった。

同じ間違いでも、
上記の私の「改訂」のような注意力ゼロのおおぼけ野郎の間違いと
制定年まで覚えられているほど、字の制限に対しての思いが深い、
または
わざわざ、調べられるほど注意を払った、
のとは違うと思います。

そのような見識のある方が間違われているので
つい「大きなお世話」をしてしまいました。

でも、他人に間違いを指摘されると言うことは
恥ずかしいことですから、こんなボードでおおやけにしなくっても
個人的にメールを出してあげれば良かったですね。



>そのため、私は、常用漢字も含めて、当用漢字という言葉を使用していま
>す。この方が、論旨がハッキリすると考えているからです。


論旨がはっきりするとは思いません。

理由のひとつに、
若い人は「当用漢字」という単語自体を知らないからです。
学校の国語の先生に聞くところによると
「常用漢字」というものが世の中にあるのだ
ということが教科書に出てくるのは
おおむね、中学からだそうです。
(私が見た教科書では中学2年生でした。)

このことが過去にも通用するとしたら
常用漢字が昭和56年制定ですから、
だいたい30歳以下の人は「常用漢字」しか目にしていないはずです。

もちろん常用漢字の成り立ち(歴史)なども学ぶし、
古い辞書などを持っていれば頻繁にその言葉が出てくるでしょうから
「当用漢字」というのを全く聞いたことがない、
っていうことはないでしょうけど。

HOSOMIさんや私のように学校を出てから、
変わるとついていけなくなります。

# 年をばらしちゃいましたね・・・


全然話が違うので申し訳ありませんが
私が学生時代には
GNP(国内総生産)だったのに
いつの間にかGDP(だったかな?違ってたら訂正願います。)
になっているのですね。
ニュースで出る度に頭の中で「GNP」に変換してます。
この話題終わり



「当用漢字」に対する注釈に

昭和21年制定で昭和56年に変わったけれども
本質的にはあまり変わってないのでこれを使う

とでも注釈が入っていれば
JISとの差の議論の中では論旨がはっきりすると思います。
「コンピュータのなかった時代、
それも50年以上も前に制定されたものか〜なるほど」
と、感じられて非常によいと思います。

前半の当用漢字昭和21年制定だけの注釈では、
若い人の中には「なにそれ?」となりかねません。
また、変更になったことを知る人は
「この人、廃止になったものを取り出してきて
なにを言っているんだろうな?」となりかねないと思います。


>インターネットの Web でも、まだ、当用漢字を使って〜という、記述を
>見かけましたが、これについてのコメントは、ありますか?
>
>
>人事の掲示板
>
>日本診療緑管理学会会誌『診療録管理』投稿規定
>
>The Physical Society of Japan


「大きなお世話」でメールを出しましたら、
3件中2件、誤りであった旨のメールをいただきました。
残り一件は返事なし。

以下メール転載

お知らせありがとうございます。
単にこちらが気がつかなかっただけで、他意はありません。
今後ともよろしくお願い致します。

ご指摘ありがとうございます。
間違いを発信していたとは、恥ずかしい限りです。
早速訂正いたします。
今後もなにか間違いがありましたら、ご指導ください。




HOSOMI>人名用漢字や教育漢字、JIS 漢字は、何回か改定されてるようですが、当用
HOSOMI>漢字や常用漢字については、記憶に無いのです( 私が知らないだけなのかな? )。
>
>take-win>これは全く私の大間違い。
>take-win>漢字自体は改訂されていないようです。
>
>
>あのさぁ、この件については、最初のレスも含めて、自分でこう↓演説
>してますよね。
>
>take-win>前者は比較的「こう使いなさい」的なところがあったのですが
>take-win>後者は「こう使われるのが一般的です」的な感じです。
>
>take-win>ちなみに、当用漢字は
>take-win>「現代国語を書き表すために、日常使用する漢字の範囲を示した(もの)」
>take-win>であるのに対し                  
>take-win>「現代国語を書き表すために、日常使用する漢字使用の目安とするもの」
>take-win>だそうです。                      
>
>
>もし、そのような性格↑を持った告示が、
>
>take-win>何年かおきに改訂されています。
>
>なんてことであれば、日本国中、漢字の使用をめぐって、日常的に、
>今以上の大混乱をきたしているとは思いませんか? 
>
>
>私には、これぐらいのことは資料に頼らなくても、容易に判断できる
>当たり前の内容だと思いますよ。揚げ足を取っただけ〜、なんてのは、
>あまりに無邪気過ぎます。


まず、
「揚げ足を取った」のは「当用漢字」と「常用漢字」の誤用の件だけです。

漢字数自体は変更になりませんでしたが
「仮名遣い」自体は変更になっているようです。昭和61年
仮名遣いが変わると送りがなも変わったようです。
「行なう」「行う」などが例だそうです。


これまた薄い、いい加減な記憶で論拠に足りませんが
そういえば、
使い方が変わったんだ、
という理由で書類を突き返されたようなことがあったことを記憶してます。
(そういう経験の上で文章に対する注意力を養えば良かったんでしょうけど、全然経験が生かされてませんね。 ^¥^;:)

送りがなや読み方の変更の薄い記憶が、
誤って漢字字数そのものの変更と思い違いさせたのでしょう。
(弁解)


「当用漢字」時代も漢字表自体は変わってないようですが
「現代仮名遣い」とか「当用漢字音訓表」など
新しいものを出すことによって少しづつ使い方などをを変えているようです。

「ようです」が多いのは
私が国語学者でないため。
今回の議論で急遽調べただけで、ほんとにマトを得ているかどうか?