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From: 白石 健治 <cavin@cavin.co.jp>
Subject: スーパーかんぽくんの戦い(その1の1)
Date: 1999/01/21 12:43:02

スーパーかんぽくんの戦い(その1)


さて、1992年師走も押し迫り仕事納めももうすぐという頃、「松下通信工業
のNと申しますがこれからお寄りしたい」との電話があり、Nさんがテクノプラ
ザ愛媛の小社へ立ち寄られました。

かんぽくんの件である事は推察できました。

お話をお伺いすると当社の製品をよくご存知で、携帯端末の保険料額計算プログ
ラムの担当者のようです。

話は当社製品のICカードの容量が小さいのは郵政省の秘密である基数を関係者
から入手する不正行為をしているのじゃないか、との事でした。

これには一寸ばかりムッとしましたが技術畑らしい正直な好感を感じる人でした
ので、当時は秘密であった料額の縮小技術の利用である事をお教えして納得頂き
ました。

あとは、雑談でプログラミング言語などお宅話や保険料額計算プログラムの話を
してうまくいかない個所があるとの事の苦労話をお聞きしたり、私も綱島本社へ
は10数年ぐらい前に松下通信工業が5インチのフロッピーディスクドライブを
製造していた頃伺いした事があるなどの懐古話をしたあと、何かお役に立てばと
思い上京の機会でもあれば松下通信工業の綱島本社まで御伺いする約束をしてお
帰りいただきました。

1993年春に別のメーカーの会と幕張のマックフェアで上京する機会があり綱
島本社をお伺いする事になった。

早速、初めて動く携帯端末機を拝見させていただくと難点はあるけれども、聞い
ていた問題はほとんどなく、あら?これは要らぬお世話だったかな、と思ってい
ると開発責任者のK氏を紹介され、名刺交換をして、話をしていると、話がわか
らないとかで突然「すみわけがあってシャープと話合い(当社を)潰しますよ。」
と言われる。

なんのこっちゃこりゃと感じ、こちらとしては技術的に困った個所があるという
事で役に立てばと訪問しているわけでさっさと引き上げる事にした。

#訳が分からんが喧嘩を売ってきやがったなという感じ。
#ちなみに私の話がわからない人が多いのも事実である。
#分かる人には分かるんだけども。

つづく