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今回の知事選は、政見放送と公開討論会をやる順序が、逆ではないのか。





選挙の告示日以降に行なわれる政見放送は、その内容自体、政見ではなく、

一方向の宣伝である、なんて陰口をたたかれているぐらいだから、さほど

有効には働いていないのだろう。なんとなく、選挙広報のチラシの替わり、

といったところか。



また、公開討論会の開催は、告示日以降だと公職選挙法の絡みから、極め

て難しくなるので、現時点で、公開討論会 → 政見放送という流れになっ

てしまうのは、仕方のないことかも知れない。





しかしながら、本来は、予め、候補者の政見について広報した後、予備知

識の取得や問題点など、意識合わせのための準備期間をとって、公開討論

会を開いた方が、スッキリして良いのではないか？



そのため、わたしゃ、これらを執り行う順番が逆だと思うワケ。





法で定められた結果ではあるが、妙ちくりんな選挙の流れになっているよ

うに思える。まぁ、公開討論会を一つ挟んだだけで、この有様なので、公

選法というモノは、かなり融通の利かない法律なのかもね。





本末転倒も甚だしいので、公選法のこの制約は、取っ払ってもイイんじゃ

ないの？



最近、妥当性を保証する根拠の薄くなってきてた物が、意外と多いように

思えるのだけど。