キャビネット・ユンゲへの投稿
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10月9日に、Akitaka HOSOMIさんは書きました。 >全然、関係はないのだけれど、ちょいと Web で見かけた情報。 > ><A HREF="http://www.asahi.com/tech/silicon/report981008.html">INTERNET FRONTIER : SILICON VALLEY REPORT</A> > >サンマイクロシステムズの提唱している Java に基づく技術 Jini 。ネットワークなどを >介して、いろいろな周辺機器と簡単に接続できるようになれば、結構、楽しい。 > > > > > >さて、本題。 > > >前にも書いたが、これら↓は、本来、それぞれが独立した別の仕事なのさ。 > > > > 1. システム全般を把握しており、客先の要望に対して、具体的な仕様をまとめ、 > 無理のない自然なシステムを設計できる > > 2. プログラムを書く技術を持ってて、実際に、その仕様にそったものを書ける > > 3. 現場の仕事を担当して、システムの設置、調整、保守の技術を持っている > > > > > 1. は、システムデザイン > >従来は、SE ( システムエンジニア )と呼ばれる連中の仕事だったが、今では、SE >という言葉自体、死語に近いらしい。仕事の中身は、要するに、技術営業みたいな >感じだ。ネットワーク関連などでは、呼び名を変え、まだ、このような仕事を専門 >に行う連中もいたりする。 > >容易に想像がつくと思うが、プロジェクト全体の出来を左右する重要な仕事であり、 >パソコンおやじのレベルでは絶対にこなすことが不可能な、極めて難しい仕事だ。 > > > > 2. は、プログラミング > >通常、プログラマとは、この部分を担当する者を指す言葉だ。タバコの吸殻で、て >んこもりになった灰皿とか、冷めたコーヒーとでっかいマグカップ、机の上に散ら >かったチョコバーの空き袋、家へ帰るのが面倒になって、そこら辺りのソファーで >ごろ寝したりもするので、朝、出勤したお姉さんに怒られたりする。生身の人間で >ありながら、CPU と対話が可能という、特殊な技術を持つ貴重な連中ということだ。 > >現在でも、技術と言うよりは、まだまだ、本人の素質に負う部分が多いと思う。 > ># つまり、教えて、どうなるようなモノではない、ってことだ。自分で磨け。 > > > > 3. は、主にメンテナンス > >要するに、サービスマンだと思えばいい。ハードウェアの不具合、ソフトのバグ、 >これらを見分けるシステム周りの正確な知識と、確かな判断力が要求される仕事。 >現場で起こってることは、大体、その場で何でもこなしてしまうぐらいの器用な >連中だったりする。 > >コンピュータが絡むと、なかなかいないんだよね、これが出来るヒトって。 > > > > > >さて、受注したソフトウェアや、それを動かすためのシステムを設計・製造し、客 >先へ納入して、生計を立てているような会社では、上記の 1. 2. 3. といった仕事 >は、必要不可欠な代物だ。そのため、通常は、独立した、それ専門の部署を設けた >りもするね。取り扱う仕事の内容が異なっているので、その方が、自然だからだ。 > > >ところで、だれもがうらやむ一流企業ならいざ知らず、お金の取れるプログラムな >ど組んだこともなければ、全く使ったこともない、脳天気な中小企業経営者が、こ >れが時流かも知れない、と考えて、ソフトウェア作成やシステムを扱う会社を作っ >た場合には、どうなるだろうね? > > > > なんだか、よく判らないけど、プログラマのみ、かき集め、一応、会社にする。 > > このわしが、社員に飯を食わせてやっている、と本人は信じ込んでいるのだが、 > PC に関連した知識は、極めてあやふやなモノなので、結局、誰も手をつけない > 誰が見てもワケの判らない無理な仕事ばかりを取ってきてしまう。 > > 受注ソフトやシステムは、その本質がプログラムでありながら、大量生産( リ > ピート )は、殆ど、きかない。そのため、仕事をする度に、無理な仕様に基づく > 無謀な計画が足を引っ張り始める。 > > 器用なプログラマだと、上記の 1. 2. 3. はそれなりにこなす。しかしながら、 > 最初は、それで良くても、もともと無理をしていることには、変わりがなく、 > 次第に、疲れ果てた連中も増えてくる。 > > プログラマがメンテナンスやシステムの納入など、手のかかる現場仕事を担当 > させられているので、出張で席空きの時間が多くなり、新規の仕事はこなせな > くなる( ソフトのリピートはないけれど、メンテナンスやクレームのリピート > で、走りまわされることが多くなる。そのため、システム設計やプログラミン > グに使える時間は、失くなってくるのさ )。 > > このままでは、飯の食いあげになってしまうので、新しく人員を補充する。こ > れがまた、プログラマだったりするのだね。つまり、それだけ、1. や 3. を > 確実こなせる人間は、少ないということだし、中小企業には、就職したがらな > い、ってことでもある。 > > 人数が増えた分、給料を払わなくてはいけないので、さらにワケの判らない仕 > 事を取ってくるようになる。 > > 会社運営の名のもとに、社員の主張は却下されることが多くなり、文句ばかり > 抱え込んだ状態で、仕事をこなさなければいけなくなる。 > > > >どこかで止めないと、君らの悩みは、際限なく続いたりするね。 > > > ># 上の仕事の流れ( フロー )を、君らが期待した通りの結果となるように、修正して ># ごらん。プログラマなら、簡単にできる筈だ。
cavin@cavin.co.jp
Last Update: 27 April 2022