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11月9日に、竹田伸幸さんは書きました。 >#地域IXの稼動が目の前に迫っているので、ちょっと敏感 >#正確には、IXじゃなく、IXも含むGiGaPOPですが。 > >11月9日に、Akitaka HOSOMIさんは書きました。 > >>でまぁ、そういう困った状態に、少しでも対処できるかも知れない方法として、 >> >> Local IX ( Local Internet eXchange ) >> >>ってなモノがある。 > >話題としては、2年ほど前に出てきた結構古い話ですね。:) > >># 長野の富士通系 InfoValley で、提唱されていたりもする。 >># 本来は、密集地のトラフィック低減で考え出されたモノのようだけど、それを逆手に >># とって、地域の通信インフラのために使おうってことらしい。 > >最近は、あちこちの数年間の準備期間を経てようやく立ち上がり >つつあります。 > >でも、技術的な面、運用面の問題でこけているところも結構あります。 > >>イメージとしては、中央が持ってる IX の機能を地方単位で行なうという感じ。 >> >>地域プロバイダ同士で、IX を構成し、不要なパケットを、いちいち中央まで送らない >>というモノだね。 > >ちょっと違います。 > >>通信速度も次第に上がってくるのだろうし、利用者も、まだまだ増えるだろうし、 >>トラフィックなんか、これから増えはしても、減りはしないだろうさ。 >> >>回線増強に頭を痛めてる状況なら、少しは助かるんじゃないのかな。 > >それがですねぇ〜地域IXって、うまくやらないとぼろぼろになるんですよ。 > >>経路選択が地域内で可能になると、ひょっとすると、四国から外へも出やすくなるかも >>知れないね。経路障害にも強くなるだろうし。 > >経路交換をするのに必要なメモリとか回線帯域とか結構なリソース >食うんです。 > >また、自前でCIDRもっているなら楽なんですがそうでない場合、 >クラスC未満の経路がいっぱい出てくるんで楽しいことになってしまい >ます。 > >エリア内を流さないローカルトラフィックのみの閉じた通信の経路交換 >をするにしても楽しいBGP4での経路制御をしないといけない。 >ちなみに全世界の経路のフルルーティングする場合、ルータのメモリは >64Mbyteでは足りません。128Mbyteは必要です。 >フルルーティングしないとしても経路増えちゃうと結構大変だし、OCN >のような全国サービスのプロバイダローカルIXのことを考えてアドレス >割り当てしてくれない。 > >それより問題なのがIXに繋ぎこんだとして、ピアリングをどうするかって >いう問題があります。全ローカル経路を交換するというのが簡単ですが >けっこうISP間のバランスが調整取り難い。 > >うちの会社には、なぜか24芯ファイバなんかが来ていて、使っていな >い線が大量にある(使っているのは1ペアのみだな)ので場所を提供して >面倒見れないことはない。 > >>地域内の最短距離(?)で、繋がっちまうので、当然、地域ネットワークなんかも、構築 >>しやすくなるんじゃないかな? > >経路制御しくじると全世界レベルでインターネットが停止するという楽しい >状況も起こせなくないんです。内部に閉じるようにしていれば防げるでしょ >うが、それでも内部でおかしくなったときがちょっと大変 > >特にISP間で親子関係になっている組織同士が経路交換して、 >行きと帰りで経路が違ってたりすると悲惨なことが。。。 > >県内地方ISP間のトラフィックの交換が限界、STCNなんかだと >まだ、なんとかなるかもしれないが、OCNなんかだと調整は無理 >なので、OCNサイトは捨てないといけない。 > >一つの可能性としてマルチフィードってのもありかもしれません。 >マルチフィード組織から割り当てられたIP空間にサーバを設置し、 >それは、マルチフィード組織の持つ上流ISPを通して経路を流す。 >各ISPの上位ISPから割り当てられた空間の経路は、従来どおり >上位ISPに流す。 >マルチフィード組織は各プロバイダの経路はローカルな経路として >交換を行い外に流さない。 > >こんな感じかなぁ(等幅フォントでないと崩れます) > > ↑ ↑ > RT RT (multi-home BGP4 Full Routing) > | | > --------------------- Multi-Home + IX > | | > RT RT >ISP-A親 ↓ ↓ ISP-B親 > : : >↑ ↑ ↑ ↑ >RT RT RT RT >| || || | >------------ ------- ------- ------------ > ISP-A Multi-Home+IX ISP-B > を通して交換される > セグメント > >こうすれば、比較的安全なんです。サーバを自セグメントに置かない >で他のISP経由でアクセスされるという点でサーバホスティングに近い。 >(つまり自セグメントから親ISPに流れるトラフィックも押さえられる。 >もちろん、繋ぎ込んでいるISP間に限らないといううれしいメリット) > >で、ローカルな経路で結んでいるので、マルチフィード的な使い方 >(たとえば、ISP-Aの人がISP-Bのサーバをローカルにアクセスできる) >もできてしまう。) > >ただ、こういうのをやると何でもとおしたいという要望が出るので、 >プロバイダではないという違いから通すプロトコルを決めるのが >重要でしょう。極端な例では、HTTPしか通さないとか。
cavin@cavin.co.jp
Last Update: 27 April 2022