21世紀!愛媛のビジョンへの投稿
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12月28日に、Akitaka HOSOMIさんは書きました。 >[ SOHO を使った小規模なソフトハウスは、経済的に成り立つか? ] > > >単純に、こんな↓モデルを考えてみませう。 > > > 1. リピートが見込めるソフトウェアを扱う。 > > 2. ソフトウェアの製品寿命と売上の推移を、年度別で捉える。 > > 3. バージョンアップはしないので、売上は、年々減少していく。 > ただし、今年度の売上は、前年度の 40 % 程度が見込める。 > > >これに従って、ソフトウェアを 1 つ書いて、初年度に 100 本売れたと >すると、 > > 年度別 年間売上 売上総計 > > 1 年目 ...... 100 ...... 100 > 2 年目 ...... 40 ...... 140 > 3 年目 ...... 16 ...... 156 > 4 年目 ...... 6 ...... 162 > 5 年目 ...... 2 ...... 164 > > ># つまりは、よく見かける基本的な等比数列↑だね。 > > >一生、売り続けたとしても、166 本ほどしか総売上は見込めないのだが、 > > 2 年目にして、140 本( 84 % ) > 3 年目にして、156 本( 94 % ) > 4 年目にして、164 本( 98 % ) > >うまく利益率を設定できれば、基本的に、事業の立上りが、早いと言え >る( 投下した資本に対する結果が、早く期待できるということだ )。 > > >この単純モデルの場合、公比は 0.4 だが、これを 4 とか 5 とかに設定 >した非常にあぶないモデルが、ねずみ講だ。道具は正しく使って、初めて >何かの役に立つものだ。他人を陥れる武器ではなく、身を守る盾として、 >使いませう。 > > > >さて、自営業で始めるにあたっての元手は、さほど必要ない。始めたとこ >ろで、ソフト書き( 物書き )の場合、経費らしき経費は、自分の給料ぐら >いなモノなので、運転資金で、借金かかえてしまう心配も、ほとんど無い。 > ># 加工業や販売業とは違うので、仕入れ代金は、不要なんだモ〜〜ン。 > > > > > >[ SOHO 的ポートフォリオ・セレクション ] > > >ポートフォリオとは、異なる特性を組み合わせて、総体的にリスクを低減 >する方法論だ。 > >株取引などでは、よく使われているが、中小企業の経営でも、特に意識せ >ずに、用いられている場合を見かける。 > >どこかの会社も、事業経営の 3 本柱なんてことを言ってるね。直観的には >その 3 本の内、どれか一つが冷え込んでも、残りの 2 本で支えられると >いうことさ。 > > >小規模であることから、もともと、リスクに敏感と思われるソフトハウス >なら、これに見習って、分野の違うソフトを 3 本程度抱えておくと良い。 > >丸 1 年間という時間をフルに使って、ソフトウェアを 1 つ書くとすると >市場に流通しているレベルのソフトウェアは、一人ででも充分書ける。 > >翌年には、それを売りながら、もう 1 本、別のソフトを書くこともできる >さ。その流通経路の確保や開拓は、ソフトウェア・ユニオンの仕事の一つ >でもある。 > > > >で、上記のモデルに、 > > 4. 年間 1 本のペースで、計 3 本程度、分野の違うソフトを加える。 > >という条件を付加すると、 > > > > 年度別 年間売上 売上総計 > > 1 年目 ...... 100 = 100 ...... 100 > 2 年目 ...... 40 + 100 = 140 ...... 240 > 3 年目 ...... 16 + 40 + 100 = 156 ...... 396 > 4 年目 ...... 6 + 16 + 40 = 66 ...... 462 > 5 年目 ...... 2 + 6 + 16 = 24 ...... 486 > > >売上総計は、166 × 3 = 498 本ほどなので、やはり、上記同様、立上り >は早い( 仕事が、早く軌道にのせられるというこっちゃ )。 > > >しかも、年間売上は、以前と比べて安定して緩やかに上昇する( つまり、 >手堅いというこっちゃ )。 > > > 4 年目以降は、気が向けば、また新しいソフトを書くなり、大幅なバー >ジョンアップを行なうなりして、新規に 100 を生み出せばよろしい。 > >どちらを選ぶにせよ、当人の自由な選択で良い。ペースは年に 1 本なの >で、充分、賄える仕事量の筈。 > > > > >------------------------------------------------------------------ > > >最近の風潮なんか見てると、ハードウェアの進歩は異常に速くて、ソフト >ウェアが、それについて行けてない。3 年経てば、ソフトウェアの動作す >る環境( OS )自体も大幅に変わってる。そのため、新しいソフトや、旧版 >のバージョンアップのネタは尽きることがない。 > >自立するためのソフトウェアのアイデアなんぞは、誰もが思いつかないよ >うな、特殊で、特別なモノは、何も必要ないのさ。自分の手で、書くか/書 >かないか、で、ほとんどが、決まっちゃうものだ。 > > >------------------------------------------------------------------- > > > > >ずっと、ソフトを書くような仕事をしてると、そんな感じがするわな。 >で、現在、人柱になって、実際に、どんなモンなのか、試してるワケだ。 > >結果は、後からついてくるかも知れん。 > ># おいおい ..... > > >次回、ソフトウェアユニオンの講、総まとめ。
cavin@cavin.co.jp
Last Update: 27 April 2022